口内炎と首肩こり2026.4.14
こんにちは。
鍼灸マッサージサロンORCAです。
先日、「首肩こりがつらい」という主訴でご来院された患者様の症例をご紹介します。
実際にお身体の状態を確認すると、
・数日前から舌に口内炎ができている
・頬に赤みが出ている
といった変化が見られました。
一見すると首肩こりとは関係なさそうに思えますが、
これらは中医学では“春特有の不調サイン”と考えます。
春は「肝」が活発になる季節。
この時期は陽気が高まりやすく、
ストレスや生活リズムの乱れが重なると、
体の中に熱(肝熱)がこもりやすくなります。
さらに気の巡りが滞る(気滞)ことで、
本来外へ発散されるはずの熱がうまく抜けず、
・口内炎
・顔の赤み
・首肩の張り
といった症状として現れていました。
施術では、春に乱れやすい「肝」の働きを整え、
気の巡りをスムーズにし、こもった熱を発散させるようアプローチしました。
今回は鍼ではなく、指を鍼に見立てた“指鍼”でツボを刺激しています。
使用した主なツボは、
・太衝(たいしょう)
・行間(こうかん)
・三陰交(さんいんこう)
・曲池(きょくち)
・肩井(けんせい)
・風池(ふうち)
これらは、気の巡りを促し、熱を冷ましながら
首肩の緊張を緩める働きがあります。
今回のポイントとして、
口内炎が「舌のふち」にできていたことも見逃せないサインでした。
中医学では、舌のふちは「肝の反応が現れやすい場所」とされており、
この位置にトラブルが出ている場合、
肝の不調を疑うひとつの手がかりになります。
実際に、頬の赤みや首肩の張りといった症状とも一致しており、
“肝にこもった熱と気の滞り”が関係していると考え、施術を組み立てました。
また、施術だけでなく日常でのケアも重要です。
本来であれば、体の余分な熱を冷まし解毒を助ける「菊茶」がおすすめですが、
なかなか手に入りにくいため、
・きゅうり
・ゴーヤ
といった“体の熱を冷ます食材”を取り入れるようお伝えしました。
春は、体の内側に熱がこもりやすく、
それが首肩こりや肌トラブルとして現れることも少なくありません。
「コリだけをみる」のではなく、
体全体のバランスを整えることで、より根本的な改善につながります。
今回の症例が、同じようなお悩みの方のヒントになれば幸いです。




