サプリメントは必要?2026.5.13

こんにちは。
鍼灸マッサージサロンORCAです。

「サプリメントは飲んだ方がいいですか?」
というご質問はとても多くいただきます。

結論からお伝えすると、サプリメントは“足りないものを補うためのもの”であり、体質そのものを変えるものではありません。
そして、取り入れ方によっては注意が必要な側面もあります。

 

■サプリメントの役割と注意点

私たちの体は、本来「食べたものを消化・吸収し、必要な栄養を作り出して使う」という働きを持っています。

しかし、サプリメントで特定の栄養素を継続的に補い続けると、
体がそれに頼る状態になり、本来の“調整する力”が弱くなる可能性も指摘されています。

つまり、「とりあえず飲んでおけば安心」という使い方は、
かえって体のバランスを崩すこともあるということです。

 

■サプリが有効なケースもある

一方で、すべてのサプリが不要というわけではありません。

例えばビタミンCは、人体で合成することができない栄養素です。
このように「体内で作れないもの」に関しては、サプリメントで補うことは理にかなっています。

また、食生活や生活環境によってどうしても不足しやすい栄養素もあるため、
目的を明確にした上での使用は有効です。

 

■中医学的にみたサプリメントの考え方

中医学(東洋医学)では、「何を摂るか」だけでなく
“それを受け取る体の状態”をとても重視します。

特に重要なのが、消化吸収を担う「脾(ひ)」の働きです。

 

■脾気虚体質の方は要注意

「脾」の働きが弱い状態を脾気虚(ひききょ)体質といいます。

この体質の方は、

・食後に眠くなる
・疲れやすい
・むくみやすい
・胃腸が弱い
・軟便や下痢気味

といった特徴があり、
食べたものから栄養をうまく吸収・活用する力が低下しています。

この状態では、どれだけ良い食事をしても
体にしっかりと栄養が届いていない可能性があります。

そのため、脾気虚体質の方に関しては、
消化に負担の少ない形で栄養を補えるサプリメントが有効なケースもあります。

 

■意外と多いNG習慣

ここで一つ注意していただきたいのが、

「寝起きすぐにサプリを飲むこと」です。

起床直後はまだ消化器系がしっかり働いていない状態です。
このタイミングでサプリを入れると、脾に負担がかかり、
かえって消化吸収の力を弱めてしまう可能性があります。

特に脾気虚体質の方は、この習慣によって
不調が長引くケースも少なくありません。

サプリは食後など、消化機能が動いているタイミングでの摂取がおすすめです。

 

■大切なのは「順番」と「バランス」

サプリメントを考えるうえで大切なのは、

① 体の土台(巡り・消化吸収)を整えること
② 不足しているものを見極めること
③ 必要なものだけを適切に補うこと

この順番です。

体の巡りや内臓機能が整っていない状態でサプリを取り入れても、
うまく吸収されず、効果を感じにくいことも少なくありません。

 

■体質に合った選択を

サプリメントは便利なものですが、
「誰にでも同じように良いもの」ではありません。

・今の自分の体質はどうなのか
・そもそも吸収できる状態なのか
・本当に不足しているのか

こういった視点がとても大切です。

 

■まとめ

・サプリは“補うもの”であり万能ではない
・摂りすぎや依存は体の機能低下につながる可能性もある
・ビタミンCなど体内で作れないものは有効
・脾気虚体質の方はサプリ活用が向いている場合もある
・まずは体の土台を整えることが最優先

 

当サロンでは、中医学の視点から体質を見極め、
施術だけでなく日常のケアまで含めてご提案しています。

「何を取り入れたらいいかわからない」
そんな方は、お気軽にご相談ください。