肩こりの意外な原因2026.3.24

今日の症例

こんにちは。

先日、「首肩こりがつらい」という主訴で来院された患者様の症例をご紹介します。

実際にお身体の状態を確認すると、

・腹部の水音(ぽちゃぽちゃ)
・下肢の重だるさ
・目のかすみ
・口の乾き
・胸式呼吸が強い

といった特徴が見られました。

 

■なぜ首肩こりが起きたのか

この方はもともと「肝脾不和」の傾向があり、体内の巡りが乱れている状態でした。

中医学では、
「脾」は水分を運び、
「肝」はその流れをコントロールします。

しかし今回は流れが滞ったことで、
・お腹や下半身に水が溜まる
・上半身は乾く

という“水の分布異常”が起きていました。

 

■首肩こりのメカニズム

① 水の停滞により横隔膜が動きにくくなる
② 胸式呼吸が優位になり呼吸が浅くなる
③ 首や肩の筋肉が過剰に働く

→結果として首肩こりが悪化

 

■今回のアプローチ

このケースでは、単に肩をほぐすだけでは不十分です。

・気の流れを整える
・消化機能のサポート
・水の停滞改善
・呼吸の再教育

特に重要なのが「呼吸」です。

腹式呼吸で横隔膜がしっかり動くことで、
お腹が動き、水の巡りが改善されます。

同時に、首肩への負担も軽減され、
こりの改善につながります。

深い呼吸は自律神経を整えるうえでも欠かせません。

 

■自宅でできるケア「頭寒足熱」

今回のように上下のバランスが崩れている場合は、
「頭寒足熱」のケアもおすすめです。

・頭を冷やす → 上半身の熱を抑える
・足を温める → 下半身の巡りを促す

方法はシンプルで、
就寝時に
・頭は氷枕などで冷やす(※首は冷やさない)
・足は湯たんぽや靴下で温める

これだけでOKです。

 

■おすすめのセルフケア

「腹式呼吸+頭寒足熱」の組み合わせは、

・首肩こり
・不眠
・朝のだるさ
・疲労感
・自律神経の乱れ

こういったお悩みにとても相性が良いケアです。

呼吸の回数は決めなくて大丈夫。
そのまま寝てしまっても問題ありません。

無理せず、続けることが大切です。

 

今回の症例が、同じようなお悩みの方のヒントになれば幸いです。