耳をほぐす効果☆2023.6.20
鍼灸マッサージサロンORCAです!
皆さんは耳をほぐしたことはありますか!?
頭や体をほぐしたりなどする事はありますよね(^^)
なかなか『耳』をほぐす!という事はしないと思います。
『耳』をほぐしてあげる効果について今回お話しします。
【耳マッサージでの効果】
自律神経が整い、さまざまな不調が改善
自律神経には身体を活発に動かす「交感神経」と、
リラックスタイムの夜間に優位になる「副交感神経」の2つあります。
時間や状況に合わせて切り替わりながら心身のバランスを保って全身をコントロールしてます。
このオンオフのバランスが乱れると不調が現れやすくなり、
交感神経だけが常に優位だと躁状態や不眠につながったり、
逆に副交感神経ばかり優位だと鬱状態、つねにだるいなど感じてしまう。
また、頭痛、めまい、肩こり、不眠、イライラも症状として現われます。
耳の周りには自律神経の機能に関するツボがたくさんあり
特に神経を整える代表的なものは“神門”です。
場所としては耳の上部にあります。
このツボは自律神経の中枢である視床下部に作用します。
ここを刺激すると副交感神経を優位して、徐々に自律神経のバランスを整えることができます。
また、耳には同じく副交感神経を優位にする働きをもつ迷走神経が走っているので、
耳マッサージは血行改善とともにストレスの軽減やリフレッシュにとても有効です。
血流アップで冷えの対策
耳は以外にも体の中で最も冷えるパーツでもあります。
元々毛細血管が少ないので、耳の血行をよくすることで神経を通じて臓器の働きが高まることで、
お身体全体の血流がアップして冷えを改善できます。
そして指先など末端の冷えに効く毛細血管、腎臓や心臓のツボなど
部分的なツボだけでなく内臓に関係するツボもたくさん集まっているので
押したりして触ってあげると刺激になります。
また、耳全体をホットタオルで温めるのも効果的ですよ☆
むくみ・たるみ・ほうれい線の改善(リフトアップ・小顔効果)
耳には耳下腺(じかせん)リンパ節、耳介後(じかいこう)リンパ節など、
リンパ節が集まっていて、ここが詰まると顔に老廃物がたまってしまい、むくみ、たるみに繋がります。
そして頬を持ち上げる表情筋と耳周りの筋肉や咬む筋肉は機能的に連結しています。
これらが劣化して硬くなる、たるみや頬の肉が下がるなど、ほうれい線がどんどん深くなってしまいます。
皮膚だけの問題ではなく、耳周りの筋肉、咬筋が硬くなることが大きく影響しているので、
耳周りの筋肉と咬筋をほぐして弾力を復活させることがほうれい線を浅くする効果にもなります。
また、耳の血行がよくなると代謝が上がって、老廃物も流れやすくなるため、
むくみなど改善されていき引きあがった顔になるのでスッキリします。
そして循環が良くなることで顔色もよくなります。
※体が疲れている人は耳の付け根から硬く凝っていることが傾向としてよくあり、
首周りの疲れや頭痛がある人にもこのケースが多いです。
付け根を優しく引き剥がすようにマッサージするだけでも、かなり軽く楽になります。
最近はマスクによる耳際のコリなど感じやすい方にも効果があります。
血流改善による眼精疲労の軽減
目のツボは耳たぶの真ん中に位置してます。
眼精疲労のある人はまずここを、少し痛みを感じる程度の力でグッと押します。
耳たぶのいちばん外側は“デトックスライン”と言われてます。
血液の滞りのケアや血圧を調整するツボにあたります。
耳たぶの外側も併せて押すことでより疲れが軽くなります。
☆耳の根元をほぐし、たまった水分や老廃物をリンパ節に流すマッサージで巡りを良くさせてあげましょう。
〈マッサージ方法〉
①親指と人差し指で耳を軽くつまんで、上、下、横にそれぞれ5秒ずつ引っ張る。
②耳を軽くつまみ横に引っ張りながら、後ろの方向に5回ずつゆっくり回す。
③耳たぶをつまみ、5回ほど下に5秒間引っ張る。
④耳を上下折り曲げて、5秒キープしたままにする。
⑤手のひらで耳全体を覆い、後ろの方向に円を描くようにしてゆっくり回す。
⑥最後に、耳全体をやさしくもみほぐします。
ぜひセルフケアで参考に試してみてください。