のどに違和感はありませんか?2022.9.24

風邪を引いたわけではないのに
のどに不快感や異物感、つまり感や呼吸がしにくい、といったことはありませんか?
病院で検査しても原因が不明であった場合多くは『咽喉頭異常感症』、または『ヒステリー球』とも呼ばれています。
東洋医学では梅の種がのどにあるような気がすることから、『梅核気』ともいわれます。
主な原因はストレスといわれ、自律神経失調症やうつ病、更年期障害などの精神疾患の病気に見られることが多く
緊張する場面やストレスがかかったときに悪化する傾向にあります。
なりやすい人の特徴
・ストレスが溜まりやすく発散が苦手な方
・嫌な思いをしても我慢してしまう方
・責任感が強く努力家の方
また、比較的女性に多いと言われています。
この症状はのどが悪いわけでなく、
全身の巡りが悪くなることによって起こるため、全身の鍼灸治療をおすすめしています。
西洋医学であればカウンセリングを受けたり、内服薬の投与になります。
東洋医学的には、肝気上逆、気滞の状態であるといわれるため、流れを良くするツボを選穴して鍼とお灸で施術していきます。
《主に使うツボ》
天突・・・のどぼとけの下方、左右の鎖骨に挟まれたくぼみ。
このツボの下には気道があるためここを刺激することで通りを良くしていきます。
だん中・・・左右の乳頭のちょうど真ん中、胸骨という骨の上に取ります。
鎮痛安定作用があり、正中を通ることで気を流してくれるため、気滞に効果的です。
豊隆・・・足のすねの筋肉(前脛骨筋)のやや外側、だいたい真ん中の高さ
水分代謝を促してくれて浮腫みに効果的です。
太衝・・・足の親指と人差し指の骨が交差するv字のくぼみにあり、押すと痛みが出るポイント。
肝経の原穴で、肝気を下ろす働きがあります。
肺兪・・・呼吸を司る肺経の兪穴、肺経の機能を高めてくれます。
肝兪・・・肝経を刺激、ストレスで負担がかかる肝臓にアプローチできます。
などなど、身体の循環をよくして発散できる身体に整えていきます。
コロナ禍でリモート会議やテレビ電話が増えたことで、直接対面するよりも気をつかってしまいますよね。
そうすることで知らず知らずのうちに過度の緊張や不安感、ストレスがかかり、
その結果、声の出にくさやつまり感を感じる方が増えています。
お悩みの方は一度、ご相談ください(^^♪