免疫力と鍼灸の関わり2022.9.17

今日紹介するのは、免疫力と鍼灸の関わりです。
アレルギー反応、風邪、リンパ腺の腫れなどはすべて自身の免疫力に左右されています。慢性扁桃炎の方が定期的に鍼灸治療を受けたことによって、その後扁桃腺が腫れることはなくなったので、こちらでご報告します( ´ ▽ ` )
鍼灸は、皮膚や体内の組織にあえて微細な傷をつけることで、免疫系の組織や器官に働きかけ、免疫細胞が活性化すると言われています。
治療の方針としては、
肺経:呼吸器に影響、補うことで皮膚のキメを正常にし発汗、外邪の侵入を防ぐ
脾経:食物からのエネルギーを消化吸収する
あと大事なことは、第二の脳と言われる腹部に刺鍼すること。
脳腸相関によりセロトニンを分泌させ自律神経を整えることによっての免疫力の向上を図ります。
主に使ったツボ
①大椎
首を前に倒した時に触れる大きい背骨、ここから風邪(ふうじゃ)が入ってきやすいと言われています。風邪のひき始めに温めるのもオススメ
②腎兪
腎臓=むくみ、というイメージがあると思いますが、腎臓が弱ってしまうと腎精の不足、腎精不足は、体力の減退、行動力の低下などを起こす、日本人は腎が弱くなる傾向がありますので、補ってあげることが必要です。
③曲池
曲池は大腸経に属しており、肺と表裏の関係がありますので、大腸の働きが弱すぎても強すぎても良くないです。特に曲池というツボは合穴と言われ、のぼせた気を漏らす役割があります。
③合谷(大腸経の原穴)
④太淵(肺経の原穴)
⑤脾兪や三陰交(脾経を補う)
⑥天枢や中脘
その他、症状に応じたツボを選穴し、初めは週に1回を3回ほど繰り返し、治療間隔は2週間へ、その後3週間〜1ヶ月に1度の鍼灸マッサージでメンテナンスを8ヶ月ほど続けました。
慢性扁桃炎と診断されてから手術も勧められたそうです。
しかし、4人のお子さんの子育てもしていたため、迷っていたところ、免疫力には鍼灸が良いと見て来院されました。
あの時手術を受けなくてよかった、と安堵されていたお顔は忘れられません( ; ; )
西洋医学、東洋医学、それぞれにメリットは沢山あります。
もし病院を受診しても原因不明だった方や、治療法に迷われている方がいましたら、一度ご相談ください(^^)
鍼灸治療は予防医学とも言われています。
体質改善、健康管理にもぜひご利用ください。
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気になる症状、部位が3か所以上ある方や、自律神経調整など、体質改善の施術希望の方におススメです。軽いマッサージも行ってます。